品質管理・衛生管理

私たちが企業理念として大切にしているのは、“製品の安全を守り、安心してお召し上がりいただけるクオリティーの高い製品をお届けする”こと。
そのため味の質にこだわることはもちろん、全工程において品質向上に取り組んでいます。
原材料の仕入れから生産、出荷に至るまで、徹底した品質管理を行うことで、美味しいの笑顔につながる製品が生まれるのです。
すべての工程で品質向上を実現するため、原材料の仕入れや生産、出荷の工程ごとにチェック項目を作成。イレギュラーな事態が発生した場合でも、すぐに対処できるような体制を整えています。
たとえば、レーズンウィッチを製造する場合、ビスケット生地の仕込み段階から焼成まで、温度などの状態を厳密に管理することで、より品質の高い安定した製品を作り上げることができるのです。そこに作り手の経験とノウハウを加えることでより良い商品を作り上げていきます。
また衛生管理面ではHACCPの考え方に基づいた衛生・品質管理を行うことで、安心・安全な環境を整えています。

HACCPとは?

HACCPとは「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」という言葉の略語で、食品を製造する際に安全を確保するための管理手法のことを言います。
日本語ではそのまま「危害分析重要管理点」と訳されます。
HACCPは、食品の製造・出荷の工程で、どの段階で微生物や異物混入が起きやすいかという危害をあらかじめ予測・分析して、被害を未然に防ぐ方法です

高品質の維持

小ロット生産
原材料は、取引先から製品規格書を入手し、産地・添加物の使用状況・アレルギー物質の含有を確認。お得意様のご要望にお応えできるようなものを使用しています。
また、高品質を維持するために必要なのは新鮮な食材です。そのため、鎌倉小川軒では業者様にもご協力いただきながら、できるだけこまめに原材料を仕入れ、小ロットで生産しています。
さらに、鮮度が重視されるフレッシュな原材料は、一度開けたら使い切るのが基本です。そうすることで、高品質を維持したままでの製造が可能になっています。
常に新鮮な原材料を使い、小ロットで生産することによって、美味しいお菓子を作ることができるのです。

チェック体制の整備

人の目による細かいチェック
受注・集計・製造・梱包・出荷など、各工程の引き継ぎ時における明確なチェックルールを設けることで、製品の入れ間違いなどの誤配送を未然に防止。製品を確実にお届けできるような体制を整えています。

衛生管理

従業員の体調・爪・服装は毎日チェック
工場入室の際は、必ず手指の洗浄・消毒を実施。さらに、二人一組になって衣服に付着している汚れなどをローラーで取り除きます。作業中においても、従業員の毛髪や異物が付着していないかを定期的にローラーシートでチェックしています。
また、工場内で使用する手袋は「青色」。これは破れて破片が混入してもすぐに発見するための工夫です。この手袋も作業毎に交換しています。さらにレーズンウィッチの製造ラインでは専用の金属探知機が稼働。お客様に安心してお菓子をお召し上がりいただくためには、ほんの少しの異物も見逃すことはできません。
鎌倉小川軒では、身だしなみが乱れていないかを従業員同士で常に指摘し合うことで、衛生管理への意識を日々高めています。